私が初めてイソヌカカにやられたのは確か5年ほど前だったろうか。あのときは腕と足を中心に約140箇所以上もやられ、気が狂いそうになる程の痒みに耐えながら完治まで約2年を要した苦い経験がある。
起きている間は掻かないように意識できるものの寝ている間はそんなこと不可能である。痒みを感じるがままに無意識に掻き毟っているのだろう…毎日のように布団が血だらけになってしまうというそんな時期もあった。そして悪いことに皮膚科の医者曰く、私はアレルギー体質のせいか普通の人より虫の毒に過敏に反応してしまうらしい。
そんなこんなでこの虫に齧(かじ)られないよう細心の注意を払うのだが、毎年のように数箇所はやられてしまう。そして何故か齧られた後の症状が年々酷くなってきている。
最初は赤くなり痒くなるだけだった。それが最近では齧られた箇所を中心に大きく腫れ上がり痛痒くなる。腫れは2日程で治まるものの、その後患部が水ぶくれのようになり2週間ほどは滲出性炎症と痒みに悩まされるようになってしまった。当然のごとく滲出性炎症が治まっても痒みだけはさらに数ヶ月続く。
このブログを始めてから知ったのだが、世の中には私だけでなくこのイソヌカカに悩まされる方が非常に多いようである。是非少しでも参考になればと思いご紹介させていただきたいと思うし、何か効果のある対処法をご存知の方がいらっしゃれば是非アドバイスをお願いします。。。
◆対策その1
当たり前かもしれないが、まずは「齧られない」事が最優先事項である。そこでこのようなものを購入してみた。
商品名はおそらく「ハイマウント モスキートネットジャケット」というもの。
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突然ですがご覧の皆様へお知らせ
夫が突然「風呂入るから続き適当に書いといて」と言い残し去って行ったため、ここからは
岩内最後の巨匠、ちぷじろう・トゥエル・ウル・ラピュタが書かせていただく。
はいはいバルスバルス。目がー、目がぁー。ってか。
さて下の写真だが、昨年アメリ○カ屋漁具という店でなんとなく購入したものだ。
お値段も確か1000円ちょっととリーズナブルで、買った当初は使うかどうかもはっきりしない状態だったのだがこれが今年大活躍である。
夫は今年これのおかげで被害を最小限に抑えることができている。
私も欲しいと思い、ア○メリカ屋に行ったのだが今年は入荷していないとのこと。
飛行石をチラつかせてなんとか手に入れたいと訴えたのだが、世の中そんなに甘くなかった。
しかも商品が入っていた袋などは全て廃棄してしまったため商品名すらわからずじまい。
アメリカ○屋のおばさんでさえ、商品名忘れちゃったテヘペロー状態である。
ネットで調べまくって一番似ていたのが、上記のハイマウントなんたらなのだが、私はこれとは違うと睨んでいる。
ご覧下さい、この網の目の細かさ。
小さなボデーのイソヌカカに対しても安心の細かさである。写真ではよく見えないかも知れないが、それはもう人類史上稀にみる細かさなのである。
でも、お高いんでしょう?
いえいえ、それがもう1000円ちょっとというんですから買わない手はありません。さっきも言いましたね。
唯一の問題は商品名はおろかメーカー名すらわからないということだ。たーすけてーミースター。
まあ私の場合は夫と違い、虫アレルギーはなく、たいして腫れもしないので無いなら無いでそれほど問題はない。
◆対策その2
そこで専らお世話になっているのがこちらの虫除けミストスプレーである。
夫がネットで調べて吟味したところ一番良いとされたものだ。なにやらディートとかいう成分がふんだんに使われているらしい。しかしこれがなかなか売っておらず、薬局を4件回ってやっと入手できた。
ほらご覧。ディートが12gも入っているよ。ということを下の写真で訴えたくて夫は撮ったのだろうと推測する。
12gって言われても、でっていうって感じなのだが、これはかなり多い方であるらしい。
この成分はあまり体に良くないのか、注意書きも普通の虫除けスプレーとは一線を画している。
【漫然とした使用をさけ】などと書かれているので、普段から漫然としがちな方は気をつけていただきたい。
また赤文字で小児の手のとどかない所に保管すること。と書かれているので、これは我が家においては夫の手の届かない所に置かなければならないということだろう。
そしてこの文章について後でこっぴどく叱られるのだろう。人生とは誠に理不尽なものである。
物語はリアルタイムで進行する。
その時は来た。
先ほどの文章を書いた直後、風呂から帰還した夫は執筆の進捗状況をチェックすべく背後から近づき、内容を目の当たりにしてしまった。
案の定、夫の怒りを買ったわたくしは、この記事を最後まで執筆する刑を受ける運びとなった。
連日の暑さでギットギトだというのに自分から発せられる臭いに耐えながらこの記事を書き終えなくてはならない。
一体私が何をしたというのか。したんだった。ならば甘んじて受けようか。
口は災いの元とはよく言ったものである。
いいや、この手か。ええ?この手か。キーボードを打ったのはこの手かあああああああああああ。
いけない。漫然と取り乱してしまった。こんなことではいけない。
ディートを扱うにはこれではいけないってね?ね?
いけない。ハウス!ちぷじろうハウス!…ステイ!よし。食べてよし!
どうもすいませんでした。読者のお人。
そろそろ話を戻したいの。わたし、戻したいの。あなたじゃなくちゃ、だめなの。
?
◆対策その3
防虫ジャケットやディート入り虫除けスプレーを使ったにも関わらず、イソヌカカにやられたあなたのためワタシこの対策書くよ。
対策というか、イソヌカカにめっぽう弱い人がそれらにかじられた場合、悪いことは言わない、皮膚科へレッツホスピタルをお勧めする。
「えー…でもステロイドって…いやよ、私使いたくない」
とか言うお方は皮膚が腐るのをじっくり眺め痛みに耐えるがいい。
あまりいい評判を聞かないステロイドであるが、それこそ漫然とした使用をさけ適切に使えばとても効果的である。
そして短期間であれば副作用などは全く問題ないだろう。
慢性的な皮膚病ともなれば話は変わってくるが、イソヌカカに関してはステロイドでバキッと治すことが結果的に自分の体に一番優しいと言えるだろう。
皮膚疾患に長年悩まされている我が家では皮膚科の薬も豊富に取り揃えている。一部を紹介しよう。
この二つは同じ薬と言ってもいいだろう。ジェネリックか否かという違いだけだ。
これがイソヌカカの患部によく効く。ただし強い薬なので医師の指示に従って下さい。
我が家ではこの薬を塗り、その上に小さく切った滅菌パッドを置き、さらに防水フィルムというものを貼って対処しております。
そして最後の写真であるが…夫はこの写真で何を訴えようとしていたのだろう。
人に記事を託すのならば、写真の意図するところを説明してから就寝していただきたいものだ。
予想では「ほら、薬を塗ったらこんなに治ったよ」ということだと思う。
確かにもうほとんど治っている。一週間くらい薬を塗り続けると、皮膚は汁を出すことも腫れることもなく、このように薄っすら跡が見えるだけというところまで治癒するのである。
これが薬を塗らないとなるともう大惨事だ。大変な痛みと腫れ、汁に耐えなければならない。
寝具は血塗られ、汁の海原を泳ぎ、まさに阿鼻叫喚の闇へと突き落とされることだろう。
そして長い期間を経て治ったとしても黒い跡が残ることは間違いないと思われる。
それを避けるためにも、是非皮膚科に行くことをお勧めして、簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。
ああ、やっと書き終えた。
これから風呂に入ると、もうきっと朝方だろう。なんてことだ。
寝る時間がほとんどないじゃないか。しかも米を研ぎ忘れていたことを今思い出した。
もうだめだ。何もかも終わりだ。人間なんて滅んでしまえばいい。
はいはいバルス。
っていうかパズーに「あの言葉を教えて」って言われてシータが口にした時点でラピュタが崩れてないとおかしいと思うの。
それとも何か一工夫をしたのだろうか。
そんなことを考えながらこれから米を研ぎに行く私であった。
であるから、皆さんもイソヌカカには充分気をつけていただきたい。
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大変読み応えのある長編でした!面白かったです(笑)
「岩内 ソイ ワーム」で検索してきました!
今年は「岩内でヒラメ」を目指しています。
検索キーワードと違うことはお許しください(爆)
私のブログにお気に入り登録させて頂いてもいいですか?
と、この後、すぐに登録するので、ダメと言われても終わっていますので、ご了承ください。
いつか一緒に釣りができたらうれしいです。
釣り場でネットかぶっているひと見つけたら声かけますね!