たぷちぷの北海道ガオりんぐ釣行記

岩内近辺でショアジギにハマってる夫婦の釣り日記です。「がおりんぐ」とは岩内弁で「疲れる=がおる」の進行形だったりします。。。

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ロックフィッシュ祭り その2

いそいそと準備を済ませ、いつもの釣り場へ到着したのは7:00頃だったろうか。
この日はホッケ狙いと思われる先客が多数いたため、いつもの場所よりさらに奥地を目指してみる事にした。

妻は前日からの寝不足が相当堪えている様子であり、しばらく車で仮眠をとりたいという事だったので私一人で向かってみる事にした。

道中の写真を殆ど撮っていなかったのが悔やまれるが、かなりの険しい道程だった。
もし落ちたりしたら、明らかに生命に重大な悪影響を及ぼすだろうと思われる垂直の岩肌を数メートル登ったり、海面まで3~4メールはある切り立った崖を歩いたりと、難所続きの道ではあったが20分程進んだところでよさげな場所に辿り着いたので荷物を下ろし小休憩をとる。

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あいにく非常に風が強く、気を抜くと体ごと持ってかれそうな強い風が吹き荒れていたので40gのメタルジグからをキャストを開始するも、思ったより水深が無くあやうくジグをロストするところだったのでワームにチェンジ。

21gのシンカーにオフセットフックでキャストするがアタリがない。
荷物を下ろした場所を中心に30分ほど周辺を探ってみるがさっぱりである。
もう少し奥に進みながら探ってみようかと思い移動しながら探っていくと、ようやく小ぶりのアブラコがヒット。

102.jpg

こんな小さいのにかなりの引きであった。恐るべし磯アブ。数年後の成長を期待し海へお帰りいただくが釣れたのはこの一匹のみ。その後またもやアタリすら無くなったので周辺を探りながら更に奥へ向かう。

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途中でヒットした小アブ
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駐車場から出発して2時間ほど経っただろうか。風もだいぶおさまり、いい感じで立ち位置を確保できそうな場所を見つけたので再びキャスト開始。

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ほんの数投だったであろうか。特にアクションはつけず、中層あたりをスイミングで探ってみたところいきなり「ゴンッ!グィーッ!」とヒットしたのがこれである。

36cmアブラコ
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サイズに似つかわしくない物凄い引きであった。引きだけ見るとアブラコとは思えなかったが、本来アブラコという魚はこういうものなのかもしれない。満足である。険しい道を苦労して歩いてきた甲斐があったというものだ。

アブラコというのはつがいで行動するという事をよく見聞きしていたため、先程釣ったのが雄か雌かは定かでは無かったがもう1匹いるはず、と思い同じ場所を探ってみると、これまた先程同様凄い引きで同サイズがヒット。写真は無いが37cmアブラコだった。

これに気を良くし、更なる大物を狙うべく中層スイミングをやめ、低層のリフト&フォールに変更。シャクってカーブフォールさせながら着底後数秒ステイ、という作業を繰り返していたところ何度目かでのフォール中にいきなりひったくられるような「ゴンッ!」という凄まじいアタリである。グイグイと竿先が海に引きこまれ、慌ててロッドを立てるとまさに弓なりにロッド全体がしなるではないか。

も…もしかしてこれがヒラメ!?これは間違いない!?
と、何の根拠も無くドキドキしながらあがってきたのはなんと42cmの良型アブラコ。

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繰り返しになるが、40cmを超えるアブラコの引きというのは本当に凄まじいものがある。アブラコでこれだとするとヒラメは一体どんな引きなんだろう…いつかは釣ってみたいものである。

とまぁ余談はさておき、潮周りなのか場所なのか、はたまた季節なのか時間なのかは不明だが、とにかく今日はこのサイズが釣れまくりである。アタリが無いほうが珍しいという、まさにアブラコ祭りである。

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これは是非妻にも体験してもらいたいとは思ったものの、あの険しい道程を果たしてついてこれるだろうか…しかもここに来るという事は帰りもある訳で、そんなハードな事したら死んじゃうんじゃなかろうか…と思いあぐねながら携帯を見ると10数分前に妻からの着信履歴。どうやら目が覚めたご様子。誘ってみてダメならそれはそれで仕方ないかな、と思いつつ一応電話で状況を伝え「来る?」と聞いてみると意外にも「行く」との返事。

余談であるが、彼女曰く「ウンチして準備してから行く」との事であった。どんな状況だろうとウンコは欠かさない…さすが我が妻、ウンコ姫。あっぱれである。便秘がちな私にとってはうらやましい限りである。

数分後に「これから向かう」とメールが来たが、あの道を一人では危険だろうと思い迎えに行く事に。既に時間は10時をまわっており天気もそこそこよかったのが災いし、手ぶらだったので休む事無く歩いたら汗だくになってしまったがようやく妻と合流。釣り座からそこまでの時間を一応を計ってみたが15分足らず。まぁ距離的にはそんなもんかなと思い、妻のペースに合わせながら釣り座まで戻る。

往復1時間程でようやく釣り座まで戻り、こんな感じでやればいけるよーなんて説明のためのキャストだったのでワームを回収しようと何の気なくリールを巻いていたところいきなり足元で何かがヒット。ナイスタイミングである。写真はどこかへいってしまったが結構な良型アブラコだった。

誰だって自分の目の前でそんなのが釣れれば俄然やる気が出るものである。多分。ここまで来た甲斐があったと思ってもらいたく、彼女も早々にキャストを開始。私は往復歩いたおかげで汗だくになり、びしょびしょになったシャツを脱ぎ少しでも乾けばいいかなと思い手ごろな岩へ乗せ、近くに腰を下ろししばしの一服。

その後またキャストを開始しリフト&フォールで探っていると「グングンッ!グイーッ」と素晴らしいアタリがあるではないか。本当に今日はここまできて良かったと思いながらあがってきたのは見事な婚姻色のアブラコ。

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以前NHKで放送していた「にっぽん釣りの旅」という番組を見た事があるが、東北地方ではアブラコを「ネウ」というらしい。そして、婚姻色のアブラコはその見た目から「金ネウ」と呼ばれるとの事。そのネーミングに相応しい、まさに黄金色に光り輝いた魚体であった。私が釣り上げたのは40cm弱であったが普段見るアブラコではなかったので非常に嬉しかった。

…と、その後も私は順調に釣れていたが肝心の妻はというと、アタリがあっても目の前でバレたり、今度はガッツリかかったと思ったら根に入りこまれ糸を切り、その後もアタリはたくさんあったが釣れずに半べそ状態とさっぱりである。

こうなると段々私も不安になってくるし、何より喜びを分かち合えないのが一番ツラい。まさか彼女だけ釣れないなんて事は無いよな…

しかし無情なものである。ここまで苦労して歩いて来たからには是非とも彼女にも釣って欲しいという、私の思いとは裏腹に釣果はゼロである。

あちらこちらと場所を変えキャストを繰り返す妻を見ながら、何とか釣って欲しいと思っていたところまたもや自分の竿に良型アブラコがヒット。もう自分の釣果はどうでもよかったが運悪くオフセットフックごと飲み込まれていたので針を外すのに悪戦苦闘していると、

「釣れた!しかも大きい!!」と聞こえるではないか。
おお!やった!やっと釣れたか!いやーよかったよかった!と安堵しながら妻が釣った獲物を見たが驚きである。なんと今日一番の大物ではないか。46cmのアブラコ。堂々の大物である。

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妻曰く「本当にすごい引きで、1mmもリールが巻けないほどすごかった!ドラグをガチガチにしていたせいで下手したらはたから見るとただの根掛りしている人に見えたと思われるほど、微動だにできないくらい重かった」との事。そのくらい磯のアブラコというのは強烈なアタリと引きを楽しませてくれるのである。写真で伝わるだろうか。身がピンと張った見事な魚体である。

そんなこんなで、昨夜から通算16時間連続でロックフィッシュ祭りを堪能し、時間も14時をまわっていたので荷物をまとめそろそろ帰る事に。

しかし険しい磯の単独片道+妻出迎えの往復分に加え、リリースしたものを除き獲物が合計7匹分の重量、さらにはバッグ・ロッド・タモ等の道具一式を背負い、寝不足も手伝ってすさまじい疲労に襲われながら妻を気遣う余裕も無くほうほうのていで1時間もかかってようやく駐車場まで到着。近年まれにみる疲労困憊っぷりである。こんなに体力を使い果たした事はいままでの人生の中でもかなりの上位にランクインするレベルである。

しかし楽しい休日であった。大満足である。今度は装備等の事前準備を万全に済ませ、移動ペース配分に十分注意しながら雪が積もる前にもう一度行ってみたいものである。

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たぷじろう

Author:たぷじろう
夫婦釣り師たぷ&ちぷが織り成す、愛と憎しみとYシャツと私が渦巻くサスペンス釣り紀行。
魚を欲する欲望は計り知れず、自らの体を犠牲にして磯を彷徨う2人に未来はあるのか。
もうやめて…ちぷのHPはゼロよ…!
あなたの心の琴線に触れたり触れなかったり…戸惑うあなたへレッツフィッシング!

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